要介護認定の申請、
どこから始めればいい?
西淀川区でのはじめの一歩
「親の様子が気になり始めた」「退院後の生活が不安」「そろそろ介護サービスを考えたい」——そんなとき、まず必要になるのが「要介護認定」の申請です。
ただ、初めて介護に向き合う方にとって、「何から始めればいいのか」「どこに相談すればいいのか」は分かりにくいもの。
この記事では、大阪市西淀川区にお住まいの方に向けて、要介護認定の基本的な流れと、申請にあたって知っておくと安心なことをお伝えします。
要介護認定とは何か
介護保険サービスを使うための「入口」
要介護認定とは、介護保険のサービスを利用するために必要な手続きです。「この方にはどの程度の介護が必要か」を市区町村が判定し、その結果に応じて利用できるサービスの種類や量が決まります。
認定の区分
認定結果は、以下のいずれかになります。
「要支援」と「要介護」では利用できるサービスが異なりますが、どちらも介護保険の対象です。
誰が申請できるのか
対象となる方
- ●65歳以上の方(第1号被保険者)
- ●40〜64歳で特定疾病(16種類)に該当する方(第2号被保険者)
申請は本人のほか、家族が代わりに行うこともできます。また、地域包括支援センターやケアマネジャーに申請の代行を依頼することも可能です。
「本人が動けない」「家族が遠方にいる」といった場合でも、方法はありますので安心してください。
西淀川区での相談先
西淀川区役所 保健福祉課(介護保険グループ)
〒555-8501 大阪市西淀川区御幣島1丁目2番10号
電話:06-6478-9859
地域包括支援センター
西淀川区には複数の地域包括支援センターがあり、お住まいの地域によって担当が分かれています。介護の相談全般を受け付けており、申請の代行も依頼できます。
※担当センターが分からない場合は、区役所に問い合わせると教えてもらえます。
申請から認定までの流れ
申請
区役所または地域包括支援センターで申請書を提出します。介護保険被保険者証(65歳以上の方に届いているもの)があれば持参してください。なくても申請は可能です。
認定調査
市から委託された調査員が自宅(または入院先など)を訪問し、心身の状態や日常生活の様子を聞き取ります。所要時間は30分〜1時間程度です。
主治医意見書
市からかかりつけ医に意見書の作成を依頼します。本人の手続きは不要ですが、かかりつけ医がいない場合は市が指定する医師の診察を受けます。
審査・判定
コンピューターによる一次判定と、専門家による二次判定(介護認定審査会)を経て、介護度が決まります。
結果通知
申請から原則30日以内に、認定結果が届きます。届いた介護度に応じて、サービスの利用を開始できます。
認定調査で気をつけたいこと
認定調査は、介護度を決める重要な場面です。ただ、初めての方は「どう伝えればいいか分からない」「本人が調査員の前では頑張ってしまう」といった悩みも多いです。
普段の様子を正直に伝える
「できる」「できない」だけでなく、「時間がかかる」「声かけが必要」「日によって違う」なども大切な情報です。良く見せようとせず、困っていることを具体的に伝えてください。
家族も同席する
本人だけだと「大丈夫です」と答えてしまいがちです。可能であれば、普段の様子を知っている家族が同席し、補足説明をすることをおすすめします。
メモを用意しておく
緊張して伝え忘れることもあります。「最近転んだ」「夜中に起きる」「薬の管理ができない」など、気になることを事前にメモしておくと安心です。
認定結果に納得できない場合
「思ったより介護度が低かった」「実態と合っていない気がする」という場合、以下の方法があります。
区分変更申請
状態が変わった、または調査時に伝えきれなかったことがある場合、改めて認定調査を受けることができます。いつでも申請可能です。
不服申立て
認定結果に不服がある場合、大阪府の介護保険審査会に審査請求を行うことができます。結果通知を受け取ってから3か月以内に申し立てが必要です。
いずれの場合も、まずは担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみてください。
認定が出たら、次は何をする?
認定結果が届いたら、次は「ケアプラン」の作成です。
要支援1・2の方は、地域包括支援センターが担当します。
要介護1〜5の方は、居宅介護支援事業所のケアマネジャーを選んで契約します。
ケアマネジャーが、本人や家族の希望を聞きながら、どのサービスをどのくらい使うかを一緒に考えてくれます。
よくある質問
Q. 申請してからサービスを使えるまで、どのくらいかかりますか?
申請から認定まで原則30日ですが、混雑状況によっては1か月以上かかることもあります。なお、認定結果が出る前でも、暫定的にサービスを利用することは可能です。
Q. 入院中でも申請できますか?
できます。退院後の生活に備えて、入院中に申請しておくことをおすすめします。認定調査は病院で行うことも可能です。
Q. 認定の有効期間はどのくらいですか?
新規申請の場合は原則6か月(状況により3〜12か月)。更新の場合は原則12か月(最長48か月)です。有効期間が切れる前に更新手続きが必要です。
Q. 費用はかかりますか?
申請・認定調査・主治医意見書に費用はかかりません。サービスを利用し始めてから、利用料の1〜3割(所得による)を負担します。
おわりに
要介護認定の申請は、介護の入口にすぎません。でも、その一歩を踏み出すことが、なかなか難しいものです。
「まだ早いかな」「大げさかな」と感じても、相談だけでも大丈夫です。地域包括支援センターや区役所は、「まだ何も決まっていないけど、話を聞いてほしい」という方も歓迎しています。
介護のことを考え始めたその気持ちを、まずは誰かに伝えてみてください。
「相談してみようかな」と思ったときが、始めどきです。